「滝行」〜試作品15回目でついに完成!パワーマグネット誕生物語7〜|外反母趾・顎関節症でお悩みなら東京銀座のみらい姿勢堂へ

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2024/02/14

パワーマグネット開発者ストーリー

「滝行」〜試作品15回目でついに完成!パワーマグネット誕生物語7〜

前回のお話はこちら


私は武道気功を習っていた時に、春と夏に山形県まで「滝行」に行っていました。


これは、精神の修行です。

 

精神的な向上があると、物事がうまく行くと考えていたため、滝に打たれて、精神を清めていました。


 この滝行は、誰もが行ってできる滝行ではなく、本格的な滝行です。

 

旅行先での体験スポットのような滝行とは違って、遊び半分でできるものではなく、武道の先生が先導してくれ、滝行においてもその先生がサポートしてくれます。

 

誰もが行けるような場所にもなく、誰もができるような滝の高さではありません。

 

だって、山の中を歩くのに、熊よけの鈴をつけ、「ウォー」とか叫び声を出して、獣道を歩いて滝壺まで行くのですから(笑)

 

そうでないと、熊に食べられてしまうのです。

 

声や音が出るものが、熊を寄せ付けないので、みんなで声を張り上げていました。

 

特に秋の滝行は、熊が冬眠に入る前ですから、熊も栄養を蓄えるために獲物を狙っている状態。用心しないとやられてしまいます。



さて、修行の話に戻りましょう。

 

いつも10数人のメンバーで行き、女性も半分近くいます。滝がある場所は山の中で、道がないようなところを登っていき、突然、木々がなくなり、空間が広がるところに滝があるのです。

 

滝の高さは5mくらい。水はとても冷たいです。特に春は雪解け水ですから、冷たいなんてもんではありません。

 

しかし、よく水が冷たくて滝に打たれることができないと聞きますが、この滝行は、そうしたレベルではなかったのです。

 

5m上から落ちてくる水のエリアは、風圧と水圧がものすごい!

 

ですので、そもそも滝の中に入れません。

*滝の中に入る:水が落ちてくるところに身を置くこと、滝に打たれること

 

まず、風圧で息苦しくなります。

 

ですから、滝行の最初の修行は、水圧と風圧を乗り越えることです。そうしないと滝の中に入れませんからね(笑)

 

これは、この滝行を体験するまではわからなかったことですね。なので、最初は何回トライしても、滝の中に入れませんでした。

 


こんな感じです。

 

入ろうとして、ちょっと水に手に入れますが、すぐに息苦しくなり、手を引っ込めてしまいます。水に手をつけられたのは、たったの1秒くらいです。

 

こうして、手や肩などを滝の中に入れては、すぐに出すを繰り返していくと、だんだん入れるようになります。

 


しかし、滝の中に入れても、水が口に入ってきたり、それに加えて風圧がかかったりすると、すぐ苦しくなります。

 

ですから、長い時間、滝に打たれるというのは、本当に大変なことでした。

 

少しでも気を抜いたら気を失ってしまうというレベルでしたので、滝の水と格闘しているかのような時間でした。まさに修行です(笑)

 

ですが、こうした格闘はいろいろと気づきを与えてくれます。



そこで得た気づきとは、

 

精神を安定させないと滝に長く打たれることは難しい

 

体に力が入ると筋肉が硬直するので、打たれることができない

 

でした。

 

この気づきを活かして、滝の中に入ることに精神を集中させて、体の力を抜き、滝の中に入り、出るといった動作をを繰り返していったところ、やっと頭から滝に打たれることができるようになったのです。

 

滝に打たれることができるようになると、呼吸が整っていくのがわかるようになります。

 

さらに、慣れてくると合唱のポーズもできるようになりました。

 

このポーズで長く打たれることができるようになると、つづいて、精神と体が緩みだすときは、肩や手が外側に開いていくということがわかり始めました。



ここから、体は螺旋回転をしながら緩むことがわかり、その回転は外側に向かうことがわかったのです。

 

それをパワーマグネットに応用しました。「1点けん引法」というインナーマッスルを瞬時に緩ますテクニックで、筋肉の一点にパワーマグネットを当て、その後パワーマグネットを少し捻ると、途端に体が緩み出すのです。

 

精神の向上のために行っていた滝行が、物理的な気づきを与え、それが今の施術でつかえるものになったことが面白いなと思っています。

 

人生、無駄なことは何ひとつありませんね。


 



この記事の著作者

鈴木 祥裕

鈴木 祥裕

パワーマグネット療法 創業者
特許取得「パワーマグネット」開発者
健康運動指導士