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2024/10/01
パワーマグネット開発者ストーリー
「アメリカ滞在でもたらされた豊かなこころ」〜試作品15回目でついに完成!マグネット誕生物語 12〜
前回のお話はこちら
解剖してさらなる知識を得るためのアメリカ滞在でしたが、実は、それ以外にも今の私を形成していく事柄がありました。
ある暖かい日の週末に公園にいくと、何かのフェスティバルが行われており、食べ物や飲み物のお店、衣類や雑貨の店などがたくさん出店し、地元の人が遊びに来ていました。
その中に、カイロプラクティックの治療院がサービスを提供するべく、ブースを構えており、先生が来場者の体を診ていたのです。
おそらく、彼はホームケアドクターの役割を担う先生でしょう。
子どもからお年寄りまで、その街にいる人々が、医者にかかる前にその先生に診てもらいます。
そして、解決すれば終了で、メディカル的な治療が必要な人は医療機関に行きます。
そうした街の体の専門家、つまり、信頼のおける先生がいれば、人々は何かの不調を感じたら、すぐに相談することができ、安心です。
私は、そうした役割をずっと担いたいと思っていたので、見本を見たよう気がしました。
こうして、さまざまな知識と実体験で得た感覚をもって帰国し、上野店での施術を再スタート。
しかし、今までの私とは何かが違う……。
気功を学んでからは、お客さんの来院前に自分の気の状態を整えるために気の入れ替えをしますが、なんだか、その入れ替え1回1回に感謝が湧いてくるのです。
それは、私の施術を受けに来られる方がいるということへの感謝。
私は、2000年9月に上野店をオープンしました。当時、お客様が来院してくれたことがうれしく、一生懸命、彼らの体の改善に努めていました。
しかし、すべてが思うように改善できるわけではなく、その悔しさなどに注意が奪われることも多々あり、、、、。
ですが、解剖で検体の方々に感謝する毎日を送ったことがきっかけとなり、お客様に結果を残せるよう、どんな時でも私の知識とスキル、そして知覚を駆使して、今できる最大限の施術をしようと改めて誓えました。
それが、開業当初のようなフレッシュな気持ちとエネルギー、そして感謝の心を蘇らせたのです。
なぜなら、検体の方々は医療の発展に彼ら自身の体を捧げてくれています。その素晴らしい貢献に、私は報いたいとも思ったからです。
そのため、以前から抱いていた心からの感謝が再び燃え上がり、ひとり一人のお客様に感謝し、まごころからの施術を施すようになりました。
今では、これが私のデフォルトになっているため当然のこととなっています。しかし、こうしてブログを書きながら当時を思い起こすと、さらに感謝の気持ちが強まってきました。
たまに過去を振り返るのもいいものです。「初心忘れるべからず」 これに尽きますね。